身につけられるスキルの汎用性などキャリアアップを目的に整形外科に転職する看護師もいます。整形外科への転職活動を行うに当たって、重要なチェックポイントとして挙げられるのが福利厚生を含めた契約条件です。地域や勤務する病院で多少の差が出ますが、整形外科における看護師の平均年収は500万円前後、月収換算で約30万円程度が相場になります。金銭面の不満は働くモチベーションに影響しがちです。仕事に魅力を感じて職種を選んでも長く続けていけば不満になりやすいので手当なども含めてしっかりとチェックしなくてはいけません。
勤務形態も大事な確認ポイントです。様々な診療科がある総合病院、整形専門の個人経営のクリニックなど場所によって働き方は変わります。重篤の患者の治療も行う入院設備が整っている総合病院では昼と夜のシフト勤務が基本です。個人経営のクリニックは日中のみの営業が大半で日曜、祝日は診療を行わないケースも珍しくありません。生活のリズムを整えながらプライベートを確保したい人にはこの点はメリットです。その反面、夜勤の手当てが支給されない分、月々の収入は総合病院よりも少なくなります。
整形外科で求められる専門的な技術や知識は仕事を通して身につけていけるので看護師の免許を持っていれば働くことは可能です。しかし、病院によっては看護師としてのキャリアや年齢で採用の判断をする所もあります。採用条件が設けられていないかを確認することも忘れてはいけません。